妙覚寺からのお知らせ

2018年施餓鬼供養 

8月24日、妙覚寺施餓鬼法要が厳修されました。

 

施餓鬼は新盆(その年2017年7月1日から2018年6月30日までに亡くなった霊位)と二年盆(その前の年に亡くなった霊位)のご供養の日です。施餓鬼の元の意味はその昔お釈迦様の弟子目連尊者が母親が亡くなった時に、その姿を神通力で見たとき、餓鬼道(鬼のいる世界)に落ちてしまい、そこから救う手立てをお釈迦様に尋ねたら、母親のご供養を行えば必ず救われるといわれ餓鬼となりつつある母親に施しを行った(施餓鬼)ところからきているといわれてます。

 

今現在はその仏話をもとに各地で施餓鬼法要がおこなわれてます。よく施餓鬼幡と言われ、「如以甘露灑 除熱得清涼」(甘露を以って灑ぐに 熱を除いて清涼を得るが如くならん) 「如従飢国來 忽遇大王膳」(飢えたる国より来って 忽ち大王の膳に遇わん)という文字を五色の色幡に書き表します。これはまさにご供養する事で鬼の地獄窯の熱さをとり除いて清涼を得、お供えをして飢えをしのぐという意味であります。それだけご供養の大切さを示しております。

 

妙覚寺では我が顕本法華宗の開祖「日什大正師」が唯一残した諷誦章を元に新盆二年盆霊位、各家ご先祖様にご供養される方々の名前を読み上げ諷誦文一章という短い文章を読む形式でご供養を行います。これは千葉県独特の風習といわれてます。